2013年8月
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村井和之/MURAI Kazuyuki
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テーラーメイドトラベル専門の旅行会社、株式会社コスモクラーツトラベル代表。細やかな気遣いと豊富な人脈や知識を必要とする、VIPのハンドリングに定評があり、日本、海外のVIPを多く顧客にもつ。みずからの旅の経験や視点、世界の人脈を駆使し、テレビ番組や雑誌の海外企画も担当している。



イルカを追って、どこまでも

ランギロアを代表するリゾートホテル「キラオア」を上空から。

 タヒチ出張の際、わざわざ行程を変更してまでも行きたかった場所。それは、『ランギロア』。世界で2番目に大きな環礁なの。上空からもその全貌をみることは難しいほどでかいんだけど、今回は、その環礁のデカさを確認に行ったのではありません。
 以前に、歌舞伎役者であり、人間国宝となられた坂東玉三郎さんのアテンドで、モルディブに行ったことがあるの。1日に何本も潜るダイビング旅行!僕は、船酔いもするし、そんなにダイビングもうまくない。年を重ねるごとに、左耳の耳管が狭窄してるのか、耳抜きができなくなってるの。なので、潜行がとにかく遅い。したがって、正直ダイビングは好きではないの。綺麗な海を眺めてるのは好きだけど、海に入るのがぶっちゃけ嫌い。海から上がったときの、なんとも言えないべたつく感じが本当に嫌なのですう。ダイビングは、各地の海の状況をチェックするために潜るんです。お客様のためというか、自分のトラベルアレンジレベルのアップのためというか・・。世界30カ所くらいは潜っているけど、とにかく、好きで潜ることは一切ありません。
 なので、このモルディブ旅行のときも、基本は、島からボートをお見送り、お戻りを待つというスタンスだったのですが、玉三郎さんに「村井ちゃんも行きましょう。」と強く誘われ、断れず、ついボートに乗り込んでしまい、船酔いとの格闘をすることに。でも、玉三郎さんは「遠くを見るのよ!歌を歌いましょう」などと、四六時中、僕に気を使ってくださるの。本当に優しいお方でした。玉三郎さんは、ダイビングのエキスパートだから、ダイビングガイドと打ち合わせて、ユニークなポイントに行く事になっていたの。なかなか潜れないポイントだったりもするから、強く誘ってくださったんだと思います。確かに、ものすごい規模の魚群が目の前を通りすぎたり、ギンガメアジの竜巻の中に入ったり、そりゃ、エキサイティングなダイビングだったの〜。玉三郎さんの素潜りで泳ぐ姿が一番美しかったけどね。海の中でも舞を舞っている感じ〜。その姿を見ながら、船酔いがピークのあたしは、海の中で、魚たちにえさを撒いてしまいました・・・猛省・・・・。
 そんな、興奮のモルディブダイビングではありましたが、玉三郎さんが、ダイビング人生で一番感動した海として熱く語っておられたのが、「ランギロア」の海。「ランギロアの海を、村井ちゃんには見てもらいたい!」何度もお話されてましたし、玉三郎さんのお家で、見せていただいたランギロアダイビングの映像も素晴らしかったので、「ランギロアの海」というキーワードが頭に刷り込まれていた訳です。
 わざわざランギロアまで行ったのですが、もちろん潜るのは1本だけ。チェックできればいいなあという気持ち。だって、ダイビング嫌いなんだもの・・。しかし、お仕事だと思ってダイビングへ。サンセットダイブに連れていってもらったの。ランギロアの海は、海流も早く、素人には難しいポイント。僕も何度かドリフトダイビングはしたことあるけど、ちょっと緊張・・。普段は嫌々ポイントに向かうんだけど、今回は、玉三郎さんのおすすめということもあり、期待値が高いだけに、ちょっと高揚してたかな。ポイントに向かう途中、いきなりイルカの群れ出現。ボートのすぐ近くをイルカたちが並走!もうそれだけで感動!!ポイントに到着し、エントリーすると、やはり、耳抜きができなくて、痛くて、耳がどうかっちゃうんじゃないかってくらい痛かったの!インストラクターの姉さんが、僕のペースにあわせて、時間をかけて潜行してくれ、何とかそれなりの深さへ。そこで驚いたのが、サンセットダイブだったので、日が陰っていたにも関わらず、海中は明るいの〜。そんなに潜ってないと思って、水深計を見たら、23メートル!この深さで、こんなに明るいなんて、水の透明度がいかない高いかがお分かりいただけるはず!目の前をマグロが通りすぎ、カツオの群れがやってきて、さらに深い場所にいるナポレオンフィッシュがはっきり見えたり・・。はぎの求愛のダンスが美しかったり、そりゃ、ほれぼれしちゃう光景だった。ダイビングに水の透明度って、やっぱり重要なのね。
 そんなとき、僕の前方を、イルカの群れが通り過ぎた。海中で、こんなに間近にイルカの群れに遭遇するなんて、正直はじめて!さらに興奮度アップ!もう満足なので、今からホテルに帰っても悔いはありません!って思いながら、インストラクターの姉さんとドリフトポイントまで進んで行く途中、僕の目の前に、いきなりイルカが突進してきて、僕とにらめっこ!僕は、何が起きてるのかわからず、イルカに手を伸ばすと、さっと僕の前から消えたと思うと、僕の背後から、また正面にやってきて、僕の前に立ち上がり、手をばたばたさせるの!思わず抱きしめたくなり、手を伸ばすと、僕の先方に泳いでいく。インストラクターは僕の手を必死に引っ張って、イルカを追いかけるように泳いでいく。そしたら、「お前、遅いよ!」と言わんばかりに、ちらっと振り返るの!ばたばたイルカを追いかけていたら、無駄にエアを消費しすぎて、結局、ドリフトダイブをせずに、浮上しなくてはならなくなり・・・・。
 そんな大興奮なダイビングを終えて、生まれてはじめて、もう一本もぐってもいいかも〜などと思ってしまいました。世界中のダイバーを魅了する「ランギロア」。もし海が好きな方なら、わざわざ出かけてもいい海ベスト3には入るのではないでしょうか?ランギロラには、「キラオア」という素敵リゾートもあり、こんなにコンディションのよい海と素敵リゾートをコンビネーションできるリゾートはなかなかありません。ダイビング好きなリゾートダイバーの皆さん、ランギロアは、おすすめディスティネーションですわ!


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