2012年10月
« 9月   11月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
村井和之/MURAI Kazuyuki
OPENERS FAST TRACK

テーラーメイドトラベル専門の旅行会社、株式会社コスモクラーツトラベル代表。細やかな気遣いと豊富な人脈や知識を必要とする、VIPのハンドリングに定評があり、日本、海外のVIPを多く顧客にもつ。みずからの旅の経験や視点、世界の人脈を駆使し、テレビ番組や雑誌の海外企画も担当している。


月別アーカイブ: 10月 2012

ペトラ遺跡は無法地帯

このロバたちが結構くせ者。調教が甘いから、よく暴走するの!

ペトラ遺跡を4年ぶりに訪問。1度訪れているのに、今回もまた時空を超えた歴史ロマンをしみじみ満喫してしまいました。
 今回は、オフシーズンということもあり、観光客もまばら。お天気はいいんだけど、とにかく暑い・・。乾燥地帯なので、日向と日陰の温度差が激しく、日陰を探しながら、遺跡の奥へ奥へとすすみます。
あんまりペトラ遺跡について書き過ぎてしまうと、皆さんが行ったときの感動が薄れてしまうかもしれないので、ペトラ遺跡の詳細はかかないことにしますね。(それくらいファーストインパクトのある場所ですから!)今回は、ペトラ遺跡の中の秩序について。
 ペトラ遺跡の中は、ベドウィンの人々が仕切っています。彼らには、ヨルダン政府もあれこれと言えないらしく、遺跡のあちらことらにベドウィンの人々が営むお土産屋が並びます。子どもたちは学校にも行かず、日々世界中の言葉を駆使して、お土産売りや、観光ラクダの客引きをします。かなりの日本語も飛びやっぱりすごいね!交っています。残念なことに、営業には今ひとつ役に立たない日本語なの。日本人観光客が残した言葉を使ってるんだと思いますが、つい日本人も親身になれる、もっと別な日本語覚えればよかったのに。
 僕は、ペトラ遺跡の旅をアレンジするときに、お客様に必ず注意することがあります。それは「馬とロバには乗らないで!」。
 ペトラ遺跡ってとっても広いし、季節によっては、かなり暑いので、遺跡内を横行するロバや馬の誘惑に負けて、乗っちゃいたくなるのですが、まず、この料金でぼられる。相場な料金になるまでの交渉にかなりのパワーを費やす。このプロセスで、かなり嫌な気分になる。
 それと、ロバに乗せるビジネスとして、マネジメントがまったくされていないの!保険なんて入ってないし、ロバの調教もかなり甘い!そして驚くべきことに、このロバサービス、引き馬じゃないの!一人のお兄さんが、2〜3頭のロバを管理するから、それぞれが、ロバのコントロールをしなきゃなんないの。平地を歩くときはいいんだけど、山の上にある修道院跡に行く階段路は、ガードレールなんてものはなく、がけから落ちたらどうすんねん!と言った感じ。僕は、馬に乗れるから、馬上でのバランスは何とかとれるけど、初心者はかなり怖いと思います。
 また、せまい山道のあちこちに、お土産屋があって、ロバはそんなの無視してどんどん行くから、万が一、あぶみが土産屋に当たって、商品を壊そうものなら、あのおばさんたちは、かなりの剣幕で文句を言って金を払わせようとするに違いないし、それより、今回、陳列棚とかにぶつかって、怪我しちゃうの。僕は、ふくらはぎを切っちゃたので、飼い主に、「もっとマネジメントしろ!」と文句を言うと、「僕がやったんじゃない。ロバがやったんだ。」とか、とにかく、責任を取るいう概念が皆無なの。終いには、「ごめんね〜、マイフレンド〜」って神妙に言ってくるの!もう泣き寝入りするしかないって感じ。
 一番恐いのは、この山を下るとき。ロバは勢いづくし、細い山道を登ってくる観光客に、万が一ロバがぶつかったら、その観光客が奈落の底に落ちて死んじゃうということも!この恐さは、かなりのものだから、僕を信じて!今回は、取材ということもあり、どうしても時間に制限があったので、ロバに乗りましたが、全員、絶叫しておりました。僕は血だらけ・・。
 こんな感じなので、ペトラ遺跡へは、早めに行って十分な時間を取り、大変だけど、自分の足で歩いて、優秀なガイドと共に観光してほしいのです。
 僕のお客様へのトラベルプランニングは、僕の実体験や僕の美意識によって創られているものなのです。ネットやガイドブックもいいけど、トラベルアレンジャーの言うことは、まず、信用してくださいね。そのために、手配料を払っているのですから・・。


カテゴリー: 未分類 |