2012年5月
« 4月   6月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
村井和之/MURAI Kazuyuki
OPENERS FAST TRACK

テーラーメイドトラベル専門の旅行会社、株式会社コスモクラーツトラベル代表。細やかな気遣いと豊富な人脈や知識を必要とする、VIPのハンドリングに定評があり、日本、海外のVIPを多く顧客にもつ。みずからの旅の経験や視点、世界の人脈を駆使し、テレビ番組や雑誌の海外企画も担当している。


月別アーカイブ: 5月 2012

ゴージャス!はホルモンを活性化する

Hotel Du Palais  正面には大西洋が。沈む夕陽を観ながら、テラスで乾杯!

フレンチバスクの街『ビアリッツ』。ヨーロッパ貴族たちが古くから愛した海辺の保養地。夏になると、多くの観光客がやってきます。大西洋に面したバスク地方は、ヨーロッパサーフィンのメッカでもあるんです。街には、サーフショップが軒を連ねます。
そんなビアリッツにある名門ホテル「Hotel Du Palais」。ホテル・デュ・パレと読むんだけど、ナポレオン3世のサマーハウスを改装、増築を繰り返し、現在の荘厳な姿に。このホテルがまた、とっても分かりやすいゴージャスなホテルなの!かなりべたべた感満載だけど、とってもバランスがいいんだもの。スパ施設も新設。ファシリティも申し分ない。けたたましくゴージャスに囲まれてステイというのもいかがかな?と思うけど、やっぱエレガントなゴージャスは、気分上がるね!ときめくことは、テストステロンというはホルモンの分泌を活性化し、老化予防にいいとか。今回のバスク出張で、一番快適でときめきをチャージすることができるホテルだったので、今回は、このホテルのことを書いてみます。
ナポレオン3世の時代を想像すると、「いいとこみーつけ!この場所も〜らいっ!」みたいだったろうから、このエリアで最も夕日が美しく眺められる海岸を選んだに違いない!と思うほど、絶好のロケーションにホテルは建っているんだけど、まず、これだけで相当なバリュー。
ナポレオン3世が活躍したのは、日本の明治時代初期。彼は、オペラ座の着工、区画整理などのパリの街を「光の街に」との想いで、パリの大改造を命じ、産業革命以降、パリの近代化に、大きなムーブメントを創成した人物。
当時のパリは、小さな家が密集、狭い路地、暗く、じめじめ、不衛生な街だったみたい。ナポレオン3世はリウマチを患っていて、そういった不潔でじめっとしたパリが嫌だったそうだ。「パリに光を!」と明るい街作りを目指したのが、「花の都 パリ」の誕生秘話だとか。なので、パリが花の都になったのは、長いフランスの歴史において、つい最近のことなんです。
さらに、当時、海水浴が健康にいい!と認められ、フランスでは海水浴が大ブーム!奥様を連れ立って、ビアリッツに保養にきたナポレオン3世。奥様がこの地を大変気に入ったので別荘を造った。妻の名Eugénie de Montijo のEの字形の建築に。なかなかのストーリでしょ。まっ、そんな時代背景がきっかけとなって、ビアリッツは、貴族たちの保養地になったのです。と、ホテルのGMが解説してくれたのだけど、フランスなまりの英語だったので、どうもうまう聞き取れん!間違ってたらごめんなさい。
話は変わりますが、このホテルは、Palace (パラス)の称号を持つホテル。Palaceというのは、すでに5つ星を持つホテルのなかで、厳しい審査基準をクリアし、フランスの権威を世界に知らしめることができるホテルと認められたホテルにのみ与えられる公式な称号。簡単に言うと、フランスを代表するホテルで、KING OF 5つ星。現在8つのホテルがPalaceに認定されています。ちなみに8つのパラスは、
パリのブリストル、プラザ・アテネ、パークハイアットバンドーム、ムーリス、クルシュヴェルのシュバル・ブラン、レ・ゼレル、コートダジュールのグランドホテル キャプ フェラ。そしてホテル デュ パレ。パラスに泊まるというのは、単にラグジュアリーというのではなく、フランスの権威をも共に体感するということといっても過言ではないのです。
パラスというだけあって、ホテルのサービスは申し分なく、コンシェルジュたちの気品に満ちた応対、「サービスはお金で買って!」と揶揄されがちなフランスのホテル事情。なのに、気分よく快適にステイできるなんて感動ものです。
海を望む半円形のダイニング、大きな窓にかけられたモスリンのカーテンとゴージャスなドレープ。海辺には真白で大きなプール。プールサイドには、黒服に身を包んだメートルたち。ちと悔しいけど、ゴージャスってやっぱ気分上がる!ここに来たら、普段、ゴージャスを鼻で笑っていた人も、たまにはいいかも・・と思うに違いない。ただ、お客層もとってもいいので、このホテルに滞在している自分も、他の客からみれば、雰囲気を構成する要素の一つ。自分の身なりや立ち振る舞いが、他の客の気分を害してしまうことのないよう、意識しなくてはね。自身の成熟度が試されるホテルだね。
 バスクを旅したなら、最後に泊まるホテルにおすすめ。ビアリッツから、飛行機でパリに戻るもよし。車で3時間も走ればボルドーだから、ワイナリー巡りをしてから、パリ経由で日本に帰国してもいい。いい食あり!いい宿あり!のバスク旅行、観光アイコンめぐりに飽きた大人たちを虜にする、これからのディスティネーション。


カテゴリー: 未分類 |