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村井和之/MURAI Kazuyuki
OPENERS FAST TRACK

テーラーメイドトラベル専門の旅行会社、株式会社コスモクラーツトラベル代表。細やかな気遣いと豊富な人脈や知識を必要とする、VIPのハンドリングに定評があり、日本、海外のVIPを多く顧客にもつ。みずからの旅の経験や視点、世界の人脈を駆使し、テレビ番組や雑誌の海外企画も担当している。


月別アーカイブ: 11月 2011

早め早めの法則

モバイルキャンプ。レンジャーと寝起きを共に。料理も洗濯も、すべてレンジャーがやってくれる。

今日、アフリカでサファリ旅行がしたいというお客様から相談が。ナショナルジオグラフィックで観た「ヌーの川渡り」を観たいと。しかもこの年末年始の休みを利用して。どんな要望にも、応えるべく、僕たちは努力するんだけど、この要望は、無理と言わざるを得なかった・・・。

ヌーの川渡り。本当に感動した!言葉をなくしました〜。

「ヌーの川渡り」というのは、タンザニアのセレンゲティで観られるのだけど、いつでも観られるものではないの。セレンゲティというとても広大なサバンナには、何百万頭のヌー群れが暮らしてるのだけど、その群れは、雨雲とともに、1年中草原を移動してるんです。日本の年末年始は、セレンゲティの南部に移動している頃。川渡りをする川のある場所から、相当離れたところで、のんびり草を食べ

川渡りを待つ間も、サファリを楽しむ。獲物をとらえたライオンに遭遇。

ていると思います。
川渡りの時期は、1年に2回。6月〜7月頃、セレンゲティの西部のグルメティ川を渡り、ケニアのマサイマラへ向う時と、9月〜10月頃、セレンゲティ東部のマラ川を渡り、セレンゲティ南部へ向う時。この時期、1度に、数万等の群れが、川をわたります。1日にいくつもの群れが渡る日もあれば、まったく渡らない日もあるので、確実に観られるという保障はまったくないんです。厄介なのは、毎年、川渡りのポイントが一定ではないこと。その時の状況により、何十キロもポイントがずれちゃうんです。
偶然でも観られたらラッキー!くらいに思う人は、国立公園付近のゲームロッジにステイして、毎日何十キロもジープに乗って、毎日トライしてみればいいのですが、限られた時間で、なんとか観たい!という人なら、弊社は、モバイルキャンプを手配します。
モバイルキャンプというのは、国立公園内に、飲み水や汚水処理のインフラを備えた移動テント用のキャンプサイトが整備されていて、その時期の状況に応じて、場所を選ぶ移動キャンプのこと。常に、群れのポジションをチェックしているので、群れに一番アクセスしやすく、川渡りに遭遇できる可能性も高くなります。難点は、キャンプテントが18張しかないので、予約が困難ということ。世界中のサファリフリークを夢中にさせる大イベントなので、世界中の人が、この部屋を取り合うんだから、そりゃもう大変。
次の川渡りは、6月〜7月頃のグルメティ川。実は、グルメティ川付近は、国立公園ではなくプライベートエリア。南アフリカ、ジンバブエなどで、高級ゲームリザーブを運営する

SINGITA ファロファロロッジの客室。本当にすばらしいゲームリザーブ運営会社です。

「SINGITA」のプライベート保護区なんです。この広大なプライベートフィールドには、3つのロッジとモバイルキャンプがあります。もし、SINGITAのゲームロッジをリザーブできるなら、SINGITAにステイして、川渡りを待つのがベスト。ロッジの周りが真っ黒に見えるほど、ヌーたちが、集まっているので、その光景はもう圧巻!客室、サービス、料理、レンジャーのクオリティ、どれをとっても上等。本当に夢のようなステイを体験できるでしょう。もちろん、SINGITAのロッジも部屋数が少ないので、この時期の予約は、最低1年前から。とにかく、早め早めが基本なのです。
グルメティ川は、マラ川に比べ、険しい渓谷なので、ヌーがダイナミックに飛び込みます。トータルにサファリを楽しむなら、南アフリカかボツワナをおすすめしてるんですが、このヌーの川渡りは、南アフリカやボツワナでは決して観ることができません。時間とお金をかけて、わざわざ行く価値があると僕は思います。ただ、サファリ旅行が初めての人は、まず、クルーガーやサビサンドなど、南アフリカのサファリを楽しんで、サファリを好きになってからにしてほしい。タンザニアのセレンゲティは、アクセスがあまりよくないので、移動に時間とお金と体力を要するので。特にモバイルキャンプは、初心者には大変かも。特別な経験であることは間違いないのだけど。
とにかく、サファリに行くなら、早め早め!これだけは覚えておいてくださいね。

 


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