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村井和之/MURAI Kazuyuki
OPENERS FAST TRACK

テーラーメイドトラベル専門の旅行会社、株式会社コスモクラーツトラベル代表。細やかな気遣いと豊富な人脈や知識を必要とする、VIPのハンドリングに定評があり、日本、海外のVIPを多く顧客にもつ。みずからの旅の経験や視点、世界の人脈を駆使し、テレビ番組や雑誌の海外企画も担当している。



直行便が飛べばいいのに〜

久しぶりのニャチャン。前回のブログに登場した『ヴィンパールリゾート』があるニャチャンの街とは、空港を挟んで反対側になる入り組んだ入り江を望む山の上に、日本人を虜にする高級リゾートホテルグループ『AMAN RESORTS』の新しいプロパティがオープンしたの。
 新しいアマンリゾート『AMANOI』を試泊することだったのですが、今回の旅の主たる目的。しかし、前泊した『ヴィンパール』が想像以上に楽しい滞在だったので、とっても得した気分でAMANOIに向かいました。
 ニャチャンの玄関口カムラン空港から、海岸沿いのくねくねした道を走ること1時間半。のどかな漁村を

心のお清めにぴったりのロビーラウンジからの眺め。

切り立つ岩山の上にAMANOIはあります。このリゾートのGMはショーンさん。彼は、前インドネシア地区のエリアGMを務めた生粋のアマン人で、僕も公私ともに、長きにわたり本当にお世話になっている優秀なGMなの。久しぶりに彼に会うことも目的のひとつ。
このリゾートは、奇をてらった部分はあまりない、どちらかと言うとコンサバなリゾートというのが僕の印象。確かに、特筆すべき『わーっ!!』と驚くような点はないのだけど、リゾート地としてはまだまだ若いこのエリアにあって、よく教育された若いスタッフたち、そう!ストレスなき安心感がここにあるんのよね〜。言い換えれば『玄人向き』なリゾートなのです。フォトジェニックなロケーションもそんなにはないので、ミーハーな観光客が、あちこちで記念写真を取ることも殆どないのが本当に嬉しい。(一昔前は、あたしもパチパチ写真を取りまくってたんですが・・・)僕みたいに、旅慣れていて、リゾートでは本当にリラックスしたい!!という人には特にお勧めだと思います。さすがアマンだなあとつくづく思ってしまうことでしょう。

ベトナム伝統の茶菓子を作ってくれるのですう。

レセプションスタッフの仕切りもとてもスマート。何から何まで先回りしたサービス。まず、待たされるということがないことが何よりも素敵!最近を年を取ってきたせいか、意味もなく待たされることが本当にストレス!そのストレスがここには全くないのですう。気分がいい〜!
『カズサーン』
そんな呼び声に振り向くと、GMのショーンが手をふりながらやってきました。迎えてくれる人がいる旅もなかなかいいものです。こんな『お帰りなさい!』というような雰囲気。これは多くのリピーターを抱えるAMANリゾートならではの風情だわ〜・・。
 ショーンと久しぶりのおしゃべり。おしゃべりの後は、スパで旅の疲れを癒す。切り立つ岩山の上にある部屋から見る海岸線。眼下には小さな漁船が行き交う平和な海。これらののどかな景色とスタッフのホスピタリティ。心の緊張がほぐれていきますう〜。
ホテルのダイニングも素敵だったのだけど、ディナーを予約しようとしたのだけど、ちょうどこの日はショーンの結婚記念日!!こ

GMのショーンさんと奥様

れからお客様に提案をスタートさせるというローカルな漁村にある伝統的な家で、アマンのシェフによるスペシャルローカルディナーでお祝いをするので、僕にも来ないかとのとってもハッピーなお誘いを受け、車で山を降り、海沿いの小さな漁村へ向かったのですう。各地のアマンリゾートのアクティビティは、趣向のこらされたものが多いので有名なので、期待が高まります〜。
ほどなくして小さな漁村に到着。街の中を家畜の牛が闊歩し、カラフルな伝統的な平屋が並び、太極拳のユニフォームのような伝統的コスチュームに身を包んだお父さんとお母さんが家の前で僕たちの到着を待っていたの。この殿方が、この村の村長さんです。
英語が話せないお父さんとお母さんだったけど、ニコニコと笑顔で手招き。何とも言えないハートウォーミングな印象。の庭には、アマンのシェフが仕切る簡易キッチンが作られ、ディナーの準備がすすめらていました。

村長のご自宅をディナー会場にセットアップしてるの。

漁村出身のアマンのスタッフが通訳をしながら、給仕をしてくれるので、ベトナムの漁村の暮らしぶりがよく分かります。お父さんは、ベトナム戦争中のことも詳しく話してくれたの。ベトナム戦争中は、やむなくこの地を離れなくてはならかったそう。ベトナム戦争終了後に、またこの地に戻り、この漁村を復興したんですって。ついこの間まで、ベトナム戦争があったことをつい忘れてしまっておりました・・・。
 家の中は、中国とベトナムの文化がミックス?というより、中国の影響がこんなとこまで!中国って近隣諸国に大きな影響を与える大国だったんだなあと思うような内装で、キッチュでかわいいの!もちろんアマンのテーブルセッティングも素敵!海老やイカなどのこの地の特産を使ったローカル料理の数々。この地の風情を感じられるとても素敵なディナーを食べながら、ショーンと奥様の結婚記念日を祝い、おいしい料理、ワイン、そしておしゃべり。ベトナムの夜は更けていきました。

翌日は、午後の出発までリゾートでのんびり。このリゾートで一番好きな場所は、山を降りたところにある入り江に広がるプライベートビーチ。このビーチには『ビーチクラブ』というレストランがあるのです。高級で素敵な海の家といった感じでしょうか。殆どのファシリティが山の上にあるこのリゾートで、海を身近に感じながら過ごせる素敵な場所。同行した友人とランチをした後も、このビーチクラブでワインを飲みながら、しばらくおしゃべりにいそしみました。やはりアマンは『ノーストレス』という価値があるわ〜。
 アジアで後発のリゾート『ベトナム』まだまだ伸びしろがありそうですね。リゾートビジネスは『後だしじゃんけん』

ミニマムなデザインが素敵なビーチクラブ

と例えられるほど、後にオープンするリゾートが、既存のリゾートの良いところを進化させてオープンしていきます。確かに、リゾートホテルも出尽くし感はありますが、ベトナムの風情はここにしかありません。『ヴィンパール』や『アマン』だけではなく、老舗ラグジュアリーリゾートの『SIX SENSES』もありますし。いろいろなタイプのリゾートをコンビネーションして楽しむのよいかもしれませんね。もし、ニャチャンに日本から直行便が就航したら、この地はファミリーからラグジュアリーまで、すべての旅行者のニーズに応えられる新しいリゾートディスティネーションになるんじゃないかなあ。なんて直行便の就航に期待するあたしなのです。


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